梅雨のジメジメや、夏場の湿気の多い時期には、除湿機欲しいな。
冬の結露防止やカビの抑制にもなるなんて、除湿機あったらいいな。
一年中洗濯物を室内干しなんだから、除湿機はもう必要。
ここでは、除湿機のおすすめ商品の紹介をいていきます。
私が購入目的で絞り込んでいるので、我が家に合った除湿機を選んでいます。
わが家は、一条工務店で建てる家なので、
特徴としては、全館床暖房と高気密な建物です。
除湿機の設置場所としては、洗面所に洗濯機、洗濯物を干すスペースがある所に設置します。
衣類乾燥除湿機、購入するならこの4機種をおすすめします。
シャープCV-P180
コロナCDM-1422
三菱電機MJ-P180TX
山善YDC-E300
こちらを選んだ理由を順に解説していきます。
除湿機選びで迷われている方のご参考になれば幸いです。
まず除湿機選びのポイント
- 除湿方式で選ぶ
- メーカーの特徴で選ぶ
- 除湿能力・価格・電気代で選ぶ
- その他
以上4つの選び方で、どの除湿機にするか絞り込みます。
除湿機の方式
除湿方式は、だいたい3種類に分けられます。
- コンプレッサー式
- デシカント式
- ハイブリッド式
一条工務店の家は全館床暖房です。
除湿機設置の場所が床暖房ならば、コンプレッサー式が良いでしょう。
それぞれの特徴を理解すれば、選ぶべき除湿機が分かります。
コンプレッサー式
空気中には、たくさんの水分が含まれています。
貯えられる水分の量は、空気の温度(気温)によって決まっていて、
温度が高いと水分を多く貯えることができます。
その空気の温度が下がると、空気中に水分を蓄えられなくなり
水滴となりあふれ出てきます。
コンプレッサー式は、内部のコンプレッサーで空気が冷やされ、
そこに水滴がついてタンクに溜まり、
乾いた空気は送風で室内に戻される方式です。
空気を冷やして除湿なので、
寒い冬の時期には弱い。
サイズが大きく、重量が重い。
動作音が大きいなどのデメリットがあります。
温度が高いと効果を発揮するので、
梅雨時期や、湿度が高い夏の時期に適しています。
サイズが大きいのでタンクも大きい。
床暖房のある場所ならば、室温が下がらないのでコンプレッサー式がおすすめです。
デシカント(ゼオライト)式
ゼオライトという、すごく水分を吸収しやすい乾燥材のようなもので、
空気中の水分を取り、乾燥した空気を室内に戻します。
ゼオライトは、一定の水分を吸収するとそれ以上吸収しないので、
再生するために、ヒーターで加熱します。
加熱されたゼオライトから水分が水蒸気になって放出され、
除湿機内で水滴になってタンクに溜まります。
ヒーターで加熱するので、夏場は室温も上がってしまいます。
さらに、電気代もコンプレッサー式より高くなってしまいます。
気温が低い冬場でも除湿能力が落ちない事など、
冬場の結露防止に効果的です。
音が静かで、軽くコンパクトで持ち運びやすいです。
寒い場所では、デシカント式が良いですが、
床暖房で暖かい室内なら、電気代の高くなるデシカント式は選びずらいです。
ハイブリッド式
夏場に高い除湿能力があるコンプレッサー式と、
冬場でも除湿能力の落ちないデシカント式、
2つの方式を、温度と湿度に応じて切り替えて使用できます。
1年を通じて使用できます。
価格はその分高くなります。
サイズも大きく、重くなります。
電気代もデシカント式を使用時には高くなります。
デシカント式が必要ないので、ハイブリッド式にする必要もあまりない。
その他
ペルチェ式などの除湿機もありますが、
除湿能力が低いため、収納の中や下駄箱の中などの使用用途しかありません。
洗濯物干しスペースに使用したいので、能力が足らない。
おすすめは、コンプレッサー式
コンプレッサー式が、除湿能力も高く、電気代もデシカント式に比べて安いのでおすすめです。
床暖房なら、寒さに弱い部分も大丈夫です。
床暖房使用時は乾燥するので、除湿機の使用も少ないと思います。
除湿方式が分かった所で、次にメーカー別の特徴を理解して選んでいきましょう。
メーカー別 特徴
除湿機のメーカーは、
パナソニック・コロナが、シェア1位と2位を争っていて、
次に シャープ、アイリスオーヤマ、三菱電機、日立、その他になっています。
もちろん、それぞれ特徴があります。
売れているから選ぶのではなく、自分にあった除湿機を選びましょう。
パナソニック
パナソニックの除湿機は、コンプレッサー式がないので、
デシカント式か、ハイブリッド式になります。
デシカント式では、除湿能力が物足りず、電気代も高い。
ハイブリッド式は値段が高い、電気代も高い。
パナソニックは速乾とカラッとセンサーの働きで、洗濯物を早く乾かし自動で止まるので、
無駄な電気代を節約できます。
さらに、パナソニックの魅力的な特徴は、ナノイーが搭載されていること。
その中でもハイブリッド式には、ナノイーの進化版で、
100倍OHラジカル量のナノイーX48兆が搭載です。
ナノイーはOHラジカル4800億個/秒。
ナノイーとは?
ナノイーは、空気中の水分を集め高電圧をかけてナノサイズのイオンを生成します。
そのイオンを水に包んで放出します。
水に包むことで、不安定なOHラジカルを10分ほど空気中に浮遊させられます。
ナノサイズのイオンの中にはOHラジカルが多く含まれるので、
菌・カビ・PM2.5・花粉・アレル物質・ニオイなどに効果的です。
OHラジカルとは?
OHラジカルは、不安定な分子で空気中のHと結びつき、H²O(水)になりたがります。
OHラジカルが菌やニオイなどを構成する分子からHを奪い取ることで、
菌やニオイなどの化学式が崩れ分子が酸化するので、
菌の抑制、消臭したりします。
パナソニックのナノイー
シャープのプラズマクラスター
は、OHラジカルの効果を利用しています。
パナソニック 除湿機 購入するなら
コンプレッサー式が無いのですが、
ナノイーX48兆の効果と、カラッとセンサー付きの機種を選びましょう。
パナソニック製で購入するとしたら、F-YHVX120がおすすめです。
除湿能力は最大 12.5L/日 スタンダードタイプです。
ハイブリッド式なので価格は高めです。
予算を気にしないなら、F-YHVX200
除湿能力が 最大20L/日 の大容量パワフルタイプなので、
機能的には1番おすすめですが、価格が高すぎます。
一条工務店では、ナノイー発生機(air-e)が無料で設置出来るので、
わが家の洗濯物干しスペースにも設置しています。
パナソニックの除湿機なら、ナノイーの相乗効果が期待出来ます。
洗濯物の生乾き臭も抑えられそう。
シャープ
シャープの除湿機には、プラズマクラスターが搭載されています。
プラズマクラスター25000とプラズマクラスター7000があり、
25000の方は、ハイブリッド式除湿機にしか着いていないのが残念です。
25000は17,500時間(1日8時間で約6年)でイオン発生機の交換が必要です。
プラズマクラスターの仕組みの方が、ナノイーよりも
消臭などの効果が早く、静電気抑制の効果もあります。
プラズマクラスター
プラズマクラスターは、プラズマを放電して空気中の水分をH⁺とO₂⁻のイオンにします。
そのイオンは、空気中にある水の分子とくっついて浮遊します。
分子の集まり、集団がクラスター。
プラズマのクラスターです!
H⁺のクラスターとO₂⁻のクラスターが菌などに付着すると、
そこでH⁺とO₂⁻で結びつきOHラジカルとなり
菌やニオイの分子を抑制したりと効果を発揮します。
イオンの力で静電気も抑制します。
ナノイーとの併用は?
プラズマクラスターとナノイーでは、
OHラジカルを発生させる仕組みが違うので、
同じスペースに設置・仕様しても能力を打ち消しあうことはありません。
両方使用しての相乗効果は分かりませんが、
ある程度は期待できそう。
ナノイーは、水に包まれ長時間浮遊できるので、狙った対象物まで効き目が届きます。
プラズマクラスターは、片っ端から分子とくっ付いて反応するので、即効性があります。
シャープ 除湿機 購入するなら
シャープ製の除湿機なら除湿能力 18L/日 のパワフルタイプのCV-P180がおすすめです。
他には、除湿能力は落ちますが、-10℃の冷風が出てくるスポットクーラー機能が付いた
CM-P100も使い方次第でおすすめです。
ナノイー同様にプラズマクラスターも、洗濯物の生乾き臭に効果ありそうです。
ハイブリッド式のCV-PH140もプラズマクラスター25000搭載で良いのですが、
電気代が倍ぐらいなのと、イオン発生機の交換もあるので除外します。
コロナ
コンプレッサー式の除湿機を扱っています。
寒い時期や、速乾にはヒーターを使い温風でカラッと乾かします。
ホームセンターモデルもあるので、機能を省いて価格を抑えた商品もあります。
速乾の速さはトップクラス。
どこでもクーラーは、スポットクーラー機能が付いて除湿もパワフル。
コロナ 除湿機 購入するなら
ホームセンターモデルで価格が抑えられたBD-H182 がおすすめ。
家電量販店モデルより機能が低下しますが、
基本性能は十分だと思います。
除湿能力 18L/日 でパワフルタイプ。
抗菌・防カビフィルターと、ウイルス抑制・除菌・脱臭10年交換不要フィルターで清潔性もあります。
ヒーター仕様で早く乾かせますが、電気代が高くなります。
他には、どこでもクーラーのCDM-1422もおすすめ。
除湿能力 14L/日 とパワフルで、-11℃ の冷風も出てきます。
ダクトで外に排熱すれば涼しさアップです。
ヒーターが無いので、速乾はできません。
家電量販店モデルや、上位モデルだと、サーキュレータモードが設定できたりします。
アイリスオーヤマ
アイリスオーヤマの除湿機は、上にサーキュレーターが付いているのが特徴ですが、
サーキュレーター付きはデシカント式のみなので、
サーキュレーター式は普通の形です。
除湿能力は最大のもので 14L/日 でした。
マイナスイオン発生機搭載です。
三菱電機
三菱はコンプレッサー式の除湿機です。
ハイパワーのサラリPro、
寒い時は、おまかせ霜取と、冬モードで風量アップして除湿量を上げます。
それと、おまかせムーブアイ搭載のサラリがあります。
おまかせムーブアイは、赤外線センサーで洗濯物の生乾きを狙って風を当て乾かします。
ウイルス、菌、アレル物質はフィルターで除去できます。
2年で交換、2,750円。
三菱電機 除湿機 購入するなら
除湿能力の高いサラリPro MJ-P180TXがおすすめ。
18L/日のハイパワータイプで大量の洗濯物も大丈夫。
日立
日立はデシカント式の除湿機になります。
除湿能力は最大のもので 7.7L/日 になります。
持ち運んで、冬場の結露対策に使用したりできます。
その他のメーカー
日立・・コンプレッサー式 6.3L/日
ダイキン・・壁付け型のデシカント式で10L/日
など、除湿能力が今一つです。
山善
山善は、大阪にある日本のメーカーです。
機能やデザインはシンプルで、価格が安いホームセンター品質です。
他にはないおすすめ除湿機があります。
除湿能力30L/日 のハイパワーでこの価格。
音が大きいですが、梅雨時期など大活躍間違いなしです。
それ以外に、ポータブルクーラーで除湿できるタイプの YEC-K22も
除湿能力 25L/日 とパワフルです。
価格もやや高めで、水タンクが無いのでホースをつなぐ必要があります。
除湿能力、価格、電気代で比較
除湿方式とメーカー特徴でおすすめしてきた除湿機を、
除湿能力、価格、電気代(目安)で比較すると
下の票になります。
品番 | 除湿能力/日(最大) | 本体価格 | 電気代 | 水タンク容量 | 備考 | |
パナソニック | F-YHVX120 | 10L(12.5L) | 46,800円 | 8円/23円 | 3.2L | ナノイーX48兆 |
パナソニック | F-YHVX200 | 17L(20L) | 77,490円 | 11円/26円 | 5L | ナノイーX48兆 |
シャープ | CV-P180 | 18L | 48,462円 | 10円 | 4.5L | プラズマクラスター |
シャープ | CM-P100 | 10L | 29,400円 | 7.8円 | 2.5L | プラズマクラスター、クーラー |
コロナ | BD-H182 | 16L(18L) | 36,340円 | 8.4円/16.5円 | 4.5L | ヒーターで速乾 |
コロナ | CDM-1422 | 14L | 25,800円 | 8.4円 | 5.8L | クーラー、ヒーター無 |
アイリスオーヤマ | IJC-H140 | 14L | 20,680円 | 8.6円 | 3.8L | |
三菱電機 | MJ-P180TX | 18L | 36,480円 | 10.5円 | 4.7L | 霜取、冬モード |
山善 | YDC-E300 | 30L | 39,800円 | 16.6円 | 7.7L | |
山善 | YEC-K22 | 25L | 42,800円 | 9.0円 | 無 | タンク無 |
以上の比較から、
シャープ CV-P180
コロナ CDM-1422
三菱電機 MJ-P180TX
山善 YDC-E300
の4つをおすすめします。
除湿機を購入する時期
多くの除湿機は、3~4月に新商品が発売されます。
その時期の少し前に店舗で安くなることがあります。
売り切れてなくなる場合もありますのでご注意を。
ネットなら新商品が販売された後、
売れ残り商品が安くなることも。
あとは、年末年始セールなどを狙ってみてください。
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