一条工務店の宿泊体験 絶対に確認すべきチェックポイントまとめ、体験してみての感想!

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一条工務店では、一軒家に宿泊して住み心地を体験することができます。
実際に家を建てる前に、つかの間のオーナー気分を味わえる体験ができます。

一条工務店で家を建てる場合に、
この宿泊体験で絶対に確認しなければならないポイントがいくつかあります。
このポイントをきちんと理解して宿泊体験に参加しないと、
家を建てる時に、無駄な設備に予算を使ったり、
生活していてストレスを感じてしまう事でしょう。

賢く宿泊体験できるように、チェックポイントと、
実際に体験した時の感想をまとめてみました。

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主なチェックポイント

床暖房

一条工務店では、全館床暖房が標準で付いてきます。
ぜひ宿泊体験で床暖房を体験しておいてください。
家の中どこに行っても、いつでも床暖房が付いています。
トイレやお風呂の中まで、24時間暖かい。
これが、人によって感じ方が違うかもしれません。

一条工務店ホームページ

我が家が、宿泊体験したのは2022年の2月の事。
もちろん外はまだまだ冬の寒さが厳しい時期なので、
床暖房の快適さに興奮しました。
ですが、それと同時に、室内の乾燥が気になりました。
各部屋に加湿器があるのにそれでも気になりました。
また、慣れない床暖房での一泊は、ちょっと暑くて寝苦しい感じもしました。
これは、設定温度を変えれば解決できたと思います。
掛け布団もいらず、毛布一枚で真冬でも寝られる快適さ、
室内の扉を開けっぱなしでも変わらない室温などは、
全館床暖房の魅力です。

うるケアなのか、さらぽかにするのか

実際に宿泊して、床暖房で気になっていた乾燥問題。
これを解決してくれるのが、「うるケア」です。

うるケア、さらぽかの詳しい解説はこちらの記事で徹底的に調べています。
ロスガード90 うるケアのすべて!さらぽかも徹底解説!比較検討出来ます。

うるケア

一条工務店ホームページ

これは、ロスガードと言う換気システムが、全館加湿&換気を自動でやってくれます。
しかもメンテナンスフリーで、面倒な掃除や水の取り換えなどする必要がありません。
ますます快適に生活できそう。

ところが、この「うるケア」とても良い設備なのですが、
「さらぽか」と一緒には使えないのです。

「さらぽか」

一条工務店ホームページ

一条工務店の床暖房の仕組みは、床の下に細いパイプが家の隅々まで張り巡らされていて、
その中を程よい暖かさのお湯が流れて家の中を温めるのですが、
夏の暑い時などに、そのパイプに水を流すことで、涼しい空間を作り出します。
さらにデシカント式の換気システムで除湿してカラっと快適になります。

とはいえ、真夏の暑い時期は、「さらぽか」の床冷房設備だけでは、
さすがに涼しくはならない様です。
でも室内は暑くない。カラッとしてます。
快適温度は人によって差がありますが、
結論として、「さらぽか」のみでは夏は乗り切れないと思います。
クーラーも必要になりそうです。

ですが、全館床冷房なので、クーラーが無い部分も暑くないわけです。
トイレや洗面所も、脱衣所やお風呂も、扉を閉めていても暑くない。
真夏の灼熱トイレとはさようならできます。

一条工務店のアイスマート、グランスマートなどでは採用できますが、
グランセゾンなどでは採用できません。

どっちにするのか?

「うるケア」と「さらぽか」のどちらを選ぶのかは、
宿泊体験でチェックしておかないと、どちらか決められずに絶対に後悔します。
人それぞれ感じる暑さ寒さ、湿度の感じ方など、床暖房の快適さや問題点の違うので、
ぜひポイントを押さえて体験してください。

我が家は、冬の宿泊体験で、「うるケア」の無い家での宿泊でした。
もちろん床暖房は快適でしたが、各部屋に加湿器が必要だなと感じ、
加湿器メンテナンスのストレスがいらない「うるケア」が良いなと思いました。
ただ、夏の「さらぽか」は体験していなかったので、
そこの快適さはちょっとわかりませんでした。

ちなみに、私達の家では「うるケア」を採用しました。
まだ住み始めたばかりなので、冬時期の「うるケア」の良さは未体験です。
この夏時期は、エアコンの稼働で快適に過ごせています。

キッチン

宿泊体験で、まだまだ体験しなくてはならないポイント!
それはキッチンです。
一条工務店では、自社オリジナルのキッチンが標準装備で付いています。
このキッチン、選べる種類はそれほど多くないのですが、
なかなかハイグレードなキッチンになっています。

展示場などで、キッチンの種類・カラー・大きさや高さなどは確認できると思いますが、
実際に調理・洗い物など体験できるのはこの時しかありません。
ただキッチンを使うのではなく、必要なポイントを確認して
これからの家造りに役立てましょう。
確認しなければならないポイントはこちらです。

  1. どのキッチンの種類が使いやすいか改めて確認する
  2. キッチンの高さや、レンジフードの高さを実際に使ってみて確認する
  3. 食洗機の大きさはどうするか確認する
  4. IHやグリルの使いやすさを確認する
  5. キッチンとカップボードの間の通路幅

キッチンについての詳しい記事はこちら
キッチン設備編、一条工務店グランスマートとは?構造・設備の解説

1.キッチンの種類

まず、最初に確認するのはキッチンの種類です。

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一条工務店では、グレースキッチンやスマートキッチンなど数種類のキッチンが選べ、
その中でもタイプが数種類に分かれています。
詳しくはこちら 

キッチン設備編

手元を隠せる添え壁があるタイプやオープンタイプ、カウンターがあるタイプなど、
見るのと実際に使ってみるのとでは、印象が変わったりします。
天板を御影石に変更できたり、ステンレスシンクか樹脂シンクなどが選べます。
キッチンは、見た目も大事ですが、使いやすさが一番ではないでしょうか。
グレイスキッチンなら、シンクの位置なども移動できたりするので、
いろいろ想像しながら実際に使ってみてください。

他には、タッチレス水栓や浄水器、オイルガードの高さなど確認しましょう。

2.キッチン・レンジフードの高さ

次は、キッチンの高さやレンジフードの高さなどを確認してください。
キッチンは、調理台の高さはもちろんですが、シンクで洗い物をして高さを確認して欲しいです。
一条工務店のキッチンの高さは、
80㎝、85㎝、90㎝ の3種類から選べます。
一番選ばれるのは85㎝だそうです。
キッチンの使いやすい高さの計算式と言うものがあって、
身長㎝÷2+5㎝
身長160㎝でキッチンの高さ85㎝と言う計算です。

我が家の場合は、宿泊体験で85㎝のキッチンが低く感じたので、90㎝の高さにしました。
洗い物など腰を曲げずに使えるので良かったと思います。
背の低い母親もスリッパを履いているので、高すぎる事は無いみたいです。

レンジフードの高さは、キッチンの高さによって変わるのですが、
キッチンの上面からレンジフードまでの高さが80㎝、85㎝、90㎝、95㎝で選べます。
低すぎると頭をぶつけたり、ライトの光が差し込まないなど考えられます。
レンジフードにもライトが付いてますが、これだけだと物足りない。
逆に高すぎると、コンロから離れる分、換気扇の吸い込みが弱くなってしまいます。
これも、実際に使ってみないと分からない部分だと思います。

3.食洗機の大きさ

さらには、食洗機の容量も実際に使って確認できるのはこの時だけ。
一条工務店で選べるのは、浅型か深型のどちらかなので、
普段使っている時の食器の量と同じぐらいの量で確かめましょう。

4.IHとグリル

一条工務店では、もちろんガスコンロもつけられますが、標準仕様のIHコンロも優秀です。
オプションでオールメタルのIHに変更でき、ついでにグリル部分もグレードアップできます。
グレードアップした、その名もラクッキングリル、我が家もその使いやすさに感動している所です。
魚をふっくら焼けるのはもちろん、トーストしたり、ピザの焼き直し、コロッケの温めなど、
ちょうどいい具合に調理してくれています。

実際に調理できるチャンスはここしかありません。
レンジフードとも連動した、簡単に使えるIHと、ラクッキングリルで、
朝はトーストと目玉焼きなんか食べてみてください。

5.通路幅

展示場や、オーナー宅訪問などで、キッチンの通路幅のイメージはあると思いますが、
やはり、調理をしてみると、自分好みの通路幅があったりするものです。
何人でキッチンに入るのかも関係しますが、冷蔵庫を開けた時の使いやすさだったり、
カップボードの引き出しと、キッチンの引き出しを両方同時に開けてみたりしてください。
いろいろ試すチャンスはこの時だけです。

一条工務店の通路幅(キッチンとカップボードの間)は、
スマートキッチンだと約80㎝か約106㎝で選べます。
グレイスキッチンだと約83㎝か約128㎝になります。

キッチンは要チェック!

キッチン設備に関しては、実際に使ってみてサイズ感や使い心地などで、
自分好みを探してみてはいかがでしょうか。
適当に選んで一番後悔しそうな場所がキッチンで間違いありません。
高さの失敗は、じわじわと腰にきます。
食洗機やIHは住み始めてすぐ結論が出ますし、
通路幅に関しては、もう直せません。

宿泊体験で何度も何度もキッチンを使って、心地よいキッチンを選んでください。

我が家は、スマートキッチンのワイドカウンタータイプ、
天板は御影石、高さ90㎝、レンジフードまで85㎝。
IHはシングルオールメタルで、ラクッキングリル付き。
食洗機は深型にしました。
通路幅は、106㎝で良かったです。

ハニカムシェード

一条工務店ホームページ

その他のチェックポイントとして、窓に標準で付くハニカムシェードも確認してください。
リモコンなしでの開け閉めの重さなども重要なポイントなのですが、
これは展示場でも確認できそうなところ。
最重要ポイントは、ハニカムシェードをオプションで遮光タイプにするかどうかです。
朝日のまぶしさを標準タイプで体験しておいてほしい。
結構な明るさですが、まぶしさに耐えて寝ていられるかどうかは個人差があります。

我が家は主寝室は遮光にして正解でした。

収納と音

残りのチェックは、気になる収納の使いやすさと、ロスガードなどの音が気になるかどうかです。
一条工務店システムクローゼットやパントリーなど標準で付けられる収納もあります。
押入や自在棚にするなど選択できるので、使い勝手を意識しながら体験してみましょう。
どんな収納にするかは、自分の物がどれくらいあるのか把握していないとなかなか難しいと思います。
もう着ない服や、必要ない物をしまう為に、何坪必要なのか考えると、
収納を広く作るのがもったいないとも考えられます。

ロスガードの音もチェックしておきましょう。
私は全然気になりませんでしたが、寝室の横に設置すると気になることもあるみたいですね。

実際に宿泊体験した時の様子

我が家が一条工務店の宿泊体験をしたときは、2022年の2月になったばかりの、寒い冬の時期でした。
車で40分ぐらいの場所に宿泊場所があり、18時のチェックインに合わせてスーパーで食料品を買っていきました。この時は、2時間で空気が入れ替わるロスガードがどの程度なのか気になるので、お肉を焼いて臭いが次の日まで残るかどうかやってみようと思い、焼肉にしました。
食事代として、なんと一条工務店様から一人3,000円の予算が出ます。
5人家族で15,000円もいただけました。ありがとうございます。

住宅密集地の中に宿泊場所がありました。
2階建てのアイスマートと言う商品名の建物。
外観は1階と2階の床面積が同じ箱型の総二階建てで、
外壁は白と黒のツートンのハイドロテクトタイルでした。
いわゆる一条工務店で一番販売されているタイプの建物になります。

現地で営業さんと待ち合わせたので、駐車場でカギを受け取り家の中で説明などを聞きます。
玄関を入ると、全館床暖房で入り口からもう暖かい。
リビングで各設備の使い方や、チェックアウトまでの流れを教えてもらいます。
設備の使い方は、言われてもあんまり理解できないので、適当に使ってみましょう。
毎回クリーニングの業者が入るので、ゴミや洗い物、掃除などはしなくても大丈夫との事。
翌朝9時まで自由に使えます。

とりあえず、お家探検!
4LDKになっていて、約30坪の間取りだと思います。

22帖ほどのちょっとL字型のLDKで、アイランドキッチンの横並びダイニングテーブルになっていて、
今の流行りでしょうか。
リビングの横に4.5帖の和室があり、両開きのスリットスライダーで区切られています。
展示場で見たスリッドスライダーは大開口で軽く開けられて、おしゃれな雰囲気が良かったのですが、
和室に居ると、閉めていても音もれ、光もれなどちょっと気になりました。
和室の押入は、システムクローゼットと違い天井まで収納があるので容量十分でいいですね。

お風呂は1坪の広さでしたが、子供と一緒に入浴してもそれほど狭く感じませんでした。
脱衣洗面所は十分な広さですが、ここに洗濯機を置いて洗濯するとバルコニーが遠いので、
干しに行くのは大変そう。乾燥機付きの洗濯機が必要です。
クローゼットも遠いのが問題ありそうです。

ダイニングの上が吹き抜けになっているので、食事は何となく開放感がありますが、
照明が2階からのダウンライトだったので、何気に明るさが足らないような、
さらに見上げると眩しい!
キッチンの臭いも2階に上がっていきそうです。

キッチンはワイドカウンターで、さらに回遊できるので、
反対側や横からも作業出来て、とても使いやすく感じました。
すぐ横の階段部分の下がゴミ箱置き場や、キッチン道具など置けるので、
デッドスペースにならない使い道になっていました。

2階は、主寝室と洋室が2つ、8帖と6帖・6帖と言った感じで広さは十分です。
各部屋にクローゼットが付いています。
ロスガードも2階に設置してありますが、全然音は気になりませんでした。
これは音がするものなのか疑問になるレベルでした。

と、一通り間取りをチェックし、お風呂に入った後に食事になりましたが、
ふろ自動の機能が付いたスマートバスは、洗い場まで床暖房が入っていて入った瞬間から暖かく、
大型のバスタブは、6時間で1℃しか温度が下がらない高性能。
1坪でもそれほど狭くなかったですが、1.25坪にも出来るので子供と一緒なら広い方が良いかも。
以上のお風呂設備がすべて標準仕様で付くので、お風呂はこれで十分満足できます。

食事は、ニオイの出る焼肉。
レンジフードの性能が良いのか、換気システムが良いのか、吹き抜けのせいなのか、
匂いがこもる事もなく、2階に上がった時も気になりませんでした。
横並びのダイニングは配膳しやすいですね。
食後に食洗機を使ってみました、我が家はやっぱり深型の方がよさそうです。

そして、真冬なのを忘れさせる全館床暖房は本当に快適でした。
1階も2階もトイレも同じ温度で暖かく、薄着で毛布一枚でも寝られました。
ただ、気になったのは乾燥でしょうか。
各部屋に加湿器は必須なようです。1日で加湿器のタンクが空っぽになりました。

翌朝は9時にチェックアウトです。もう少しゆっくりしたいところ。
9時に営業さんにカギを渡して帰ります。
玄関を出たとたん真冬の寒さを思い出しました。

一泊だけの宿泊体験ですが、その性能・快適さは十分理解できました。
もう一泊したい、いえいえ、
早く自分の新築に住んでみたいと改めて感じました。

宿泊体験で、性能をチェックするというよりは、
プチ旅行で一泊した感覚で、あんまり確認してなかったとあとで思いましたとさ。

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